契約して3か月半、ようやくN-WGNが納車になりました。納車後1ヶ月で高速道(自動車専用道)や島の狭い道など400㎞ほど乗り回しての実車レビューです。N-WGNは、販売してほぼ1年、販売台数も多いのでレビューは多いから、ここでの需要はないかもしれないけど、まあ感想などを書いておきます。
外観は地味、ボディーカラーも落ち着いたカラーに。
正直、外観は地味です。奇をてらったタイプではないので、ずんぐりむっくりの形ですね。軽自動車の規格で作るから、セダンとは違ってフロントも短めです。N-BOXほどの車高はないので、洗車はまだ楽な方だと思います。まあ、外観は好みなので気にしません。
今回は、ガーデングリーン・メタリックにしています。余分にお金を払う気はないので、全車適用の標準色から落ち着いたものを選びました。これまでシルバーとホワイトの車は買ったことがないので、この2色は対象外です。
グレードは、Lホンダセンシングです。ターボではありません。もしターボが必要なら軽自動車ではなくコンパクトカーを選んだと思います。山間部を走り周るわけではないので、余分なパワーは必要ありません。
ヘッドライトだけオプションでLEDに変更しました。夜に暗い島の道を走ったりするので、ヘッドライトは明るいものにしました。せいぜい60㎞ぐらいしかスピードは出さないのでLEDにする必要もないけどね。
ハロゲンランプだと電球切れで交換しても安いけど、LEDの場合は故障すると修理が高くなってしまうのが欠点だけど、そんなに壊れないだろうと思います。家で使っているアイリスオーヤマのLEDシーリングライトが壊れないので、ホンダならもっと丈夫だろうと思いたい(笑)。
ドアロックの解除はボタンのみ
コストダウンなのか、ドアロックの解除はボタンのみになります。通常は、ドアノブを軽く引くとアンロック機能が働くけど、こちらはしっかりとボタンを押さないといけないので、忘れているとあれっとなるけど、ここは慣れでカバーしましょう。ここは、N-BOXと違うところですね。
前席シートは狭くて硬い
運転席のシートは、狭くて硬いです。これが、N-WGNの一番の欠点だと思います。N-WGNというより軽自動車全体の話になるでしょうか。前のN-WGNに比べればよくなったのかもしれないけど、代車のヴェゼルに乗っていたので、一番差を感じたところでした。
特に右側に余裕がないので、ホールド性がかなり落ちます。右手はドアの取っ手にかけるようになるので、そちらで体をホールドする感じでしょうか。
このシートの硬さで乗り続けられるのはせいぜい100㎞ぐらいだと思います。特に右側のシートのホールド性もよくないので、軽自動車とはいえここにはコストをかけてほしいですね。
運転席の足回りの広さは十分にあるので、運転には問題ないです。ハンドルの位置も調整できるのでいいですね。左足の周辺が窮屈になることもなく、通常のポジションを取れます。
エンジンのボタンは右側で、エコボタンとパーキングブレーキとブレーキホールドはハンドルの左側に集中しています。左側のボタンは、運転の開始と停止時のみしか使わないけど、ちょっと見づらいところにあります。電子制御にしたことで、自由な配置にできるようになったのだから、パーキングブレーキとブレーキホールドはもう少し操作しやすいところに欲しいです。おそらくセダンなら左のコンソールボックスに配置されそうです。
とても便利な電子制御パーキング
電子制御パーキングは、ヴェゼルで慣れていたので戸惑いはないです。代車がヴェゼルでよかったです。シートベルトをしてブレーキホールドをオンにすると、パーキングブレーキを操作することなく、アクセルを踏んでそのまま発車できます。
信号で停まれば自動でブレーキがかかり、アイドリングストップもします。そして、青信号でアクセルを踏めばそのまま発車なので、とても楽ですね。これは、N-WGNを買う決め手になったので、やはり装備されていてよかったと思う一番の機能でした。
ドリンクホルダーは左側にあると便利だけど・・
もうひとつ残念な配置なのは、ドリンクホルダーです。右側にあるけど、運転時には右手でハンドルを持つので、できればドリンクホルダーは左側に欲しいです。まあ、アームレストに付けるわけにはいかないので、これは軽自動車として割り切らないといけないところかな。
追記:一人で乗る場合は、USB電源の下にある助手席用のドリンクホルダーを使うようにしています。
ACCは高速の渋滞に便利だけど、軽自動車には過剰装備
時速0㎞まで対応したACCも使ってみました。加速や減速が自分のタイミングとは違うので、すこし違和感が残ります。特に加速時が好きではないです。なので、街乗りであまり使うことはなさそうです。高速道路や渋滞した道路の場合は、便利な機能だと思うけど、そんなに渋滞する市街地でもないので、ちょっと活躍する場は少なそうです。
自動車専用道で試してみたけど、あれば便利ぐらいの機能でした。ちょっと、軽自動車には過剰な装備だと思います。この車で長距離のドライブを考える人向きなので、街乗り専用の人は、優先すべき装備ではないです。他社の軽自動車でオプションになっている理由がわかります。標準装備にして取り付けコストを下げたけど、標準装備されていると過剰に感じる人は多そうです。よく首都高に乗る人は便利かもしれないけど、地方だとあまりよさは感じない。
後部シートは十分な広さ
後部シートはあまり使わないけど、軽自動車でも十分に広さがあります。トランクルームをあまり使わないなら、後ろにずらせば十分な広さになります。ただ、ボックスシートなのが残念です。後部シートも前席と同様に硬いです。
あと、後部座席にシートヒーターは付かないので、必要な人は他の車にしましょう。というか、軽自動車を買う人はそんなことを気にしないと思います。足元には、濡れた傘などが置けるボックスもあります。取り外し可能なので、掃除が簡単にできます。
それから、N-BOXと違ってスライドドアではないので、後ろに荷物を置いてさっさと閉めることができるのはいいですね。これは、家族構成で使い勝手が違ってくるので、N-BOXかN-WGNを選択するときの一番の機能差になるでしょう。その分、コスト差がでているところです。
トランクルームは2段構え
トランクルームは2段構成になっています。スーパーマーケットで買い物をした後、カートから乗せ換えるときに便利な高さにしたそうです。個人的にはいらないかな。
上のカバーを畳めばいいだけなので、あってこまるものではないけど、今後便利と思うことがあるでしょうか。今は、上段にクーラーボックスと釣り道具を置いて、下段にロッドを置いています。
実は、これを選んだもう一つの理由が、このトランクルームから後部座席の下がスルーになっていることです。なので、ここに釣り竿(ロッド)が置けます。天井にロッドホルダーを作る必要がなく、この下に入れることができます。
通常は、天井にロッドスタンドをつけるので、こんな使い方をする人はいないかもしれません。ほとんど一人で乗るのでこんなことができます。盗難に遭いそうな高価なロッドはないけど、これなら、外からロッドがあることがわからなくていいです。
取り付けたオプションは・・・
オプションで付けたのは、LEDヘッドライトの他にインターナビのスタンダードとETC装置とドライブレコーダーです。ドライブレコーダーは、前方のみです。あおり運転が問題になっているけど、立件できるほどのあおり運転は本当に稀なので、コストに見合わないと考えて止めました。それより衝突事故での証拠映像のためにつけました。
ドライブレコーダーは、駐車時のトラブル対応のため、衝撃感知で映像を記録する機能があるけど、駐車後にドアの開け閉めまで反応してしまうので、いつも車に乗るときは録画されたファイルがあることになります。これは、本当に衝撃があったのかどうか、判断に迷います。車体の傷や車内が乱雑になっていなければ、なにもなかったと思うしかないのでしょうが、ここはちょっと不便ですね。
それから、インターナビをつけたせいが、ルート案内時に交差点で左折や右折の場合に、スピードメーターの右側にその表示ができています。通常は、走行距離や燃費計が表示されるエリアだけど、これはいらないかな(笑)。視線をあまり動かさなくてもいいということかもしれないけど、過剰な機能だと思います。だから、インターナビをつける意味はあまりないですね。
シンプルに車両だけ買って、オートバックスやイエローハットでカーナビをつけたほうがよさそうです。まあ、ディーラーで取り付けた場合は保証が3年というところだけがメリットでしょうか。でも、これまでカーナビが壊れた経験がないので、こればかりは何とも(笑)。グーグルマップもかなり賢くなったので、データ通信無制限の人は、iPhoneをそのまま載せてもいいだろうと思います。電源もダッシュボード付近にあるUSB電源から取れるので、カーナビは今後衰退しても不思議ではないですね。
今回は、街乗り専用なので初めて軽自動車を買いました。週末に高速を使ってドライブを楽しむような生活ではないので、N-WGNは十分に使いやすい車だと思います。やはり、ブレーキホールドがあること理由に選んで正解でした。今後、他の軽自動車にも標準で普及する機能だと思うけど、今はこの機能があることで満足しています。購入して不満なところは、運転席のシートの右側のホールド性の弱さだけでした。これは、N-WGNというより軽自動車共通の問題でしょう(笑)。
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