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釣行第43弾 ― ルアーマチックS86MLが折れた日

 時間を潰すために、延々と無駄な昔話をすることを討論とはいわない。どんな仕組みを作っても、運用する意思がなければ機能はしないということ。こんにちは、T_TBlankです。

 

 久しぶりに倉橋島方面に向かいました。最初に予定していた波止はすでに先客があったので、もう少し進んで初めての波止で釣りをすることにします。堤防の周りは水深がないので、遠投が中心になるけど、一度はやってみようと思っていたので、ここに決めました。

堤防から見た朝の風景

堤防から見た朝の風景

 一人乗りの小型ボードが赤い旗を立てて沖合に浮いています。今日は、最大で5艘もいました。今日は、暑くて波が静かなので、多く繰り出しているようです。2馬力までは免許なしで使えるので、最近はよく見かけるようになりました。

 

砂虫が壊滅的

  今日も、砂虫と青虫を持ってきたけど、パックをあけると砂虫が瀕死状態でした。いつも前の晩に買って、翌朝使います。だから、クーラーボックスに氷と入れているのだけど、今日の砂虫はこれまでみたことがないほど、動きが悪いです。釣具のポイントで購入するときに、いつもの4倍ぐらいの砂虫がいたので、売れ残りが多かったのかもしれません。

 

 砂浜に移動して、海水を入れながら確認したけど、生きているのは3分の1ほどでした。エサの状態がよくないので、今日は、ホリデースピン、ファーストキャスト、シーバスロッドの3本体制にします。

 

キスはどこ?

  キスはどこでも釣れるだろうと思ったけど、今日はキスが釣れません。いつもなら、適当に投げていれば、キスが釣れるものだけど、この堤防周りは違うようです。投げるポイントをいくつか代えてみたけど、今日はキスの気配がないですね。少し引いてみたけど、海藻が多いので、あまり引き釣りもできない場所でした。

 

最初に釣れたカワハギ

最初に釣れたカワハギ

  最初に釣れたのは、カワハギでした。カワハギは久しぶりですね。後は、小さな青ベラやイトヒキハゼでリリースばかりです。

 

引きのよかったチダイ

引きのよかったチダイ

 その次は、また砂虫で、チダイです。23㎝あったので、持ち帰りにしました。釣り上げたばかりだと、青い斑点がきれい魚です。スーパーで売っているチダイは、この青い斑点が消えています。

 

ダブルで上がってきた海毛虫

ダブルで上がってきた海毛虫


  一方、青虫のほうで大量に釣れたのは、海毛虫でした。ダブルで釣れなくてもいいのにと思うくらい釣れます。エサ取りがフグより海毛虫ではないかと思うほどたくさん釣れました。海毛虫がこれだけ釣れるということは、堤防の周りの水深は浅いけど、少し沖きはそれなりに水深がありそうです。

 

 海毛虫は、運がいいと少し刺激すると針を吐き出すことあります。もし針先が体からでていたら、もうはさみでチョキチョキしていました。でも、針外しを使うと簡単に外せることがわかりました。針外しって、魚だけではなかったようです。外しても、残ったエサに毒針がついていることもあるので、エサを付け替えるときにも注意しましょう。何も考えずに、新しいハリス&針にするのが一番安全だけど、両手ほど釣れてしまうと、そういうわけにはいかないです。

 

一度あることは2度ある

  餌がなくなったので、納竿しようと思って片づけていたら、ガリっという音ともに一瞬で堤防からルアーマチックが消えました。キス釣り用の仕掛けなので、ドラグをフリーにしていなかったので、そのまま引き込まれたようです。でも、まさか、1m以上ある波返しを瞬間で超えて行くと思いませんでした。PEラインの悪い意味での伸びのなさの影響か。

 

 波返しに登って下を見ると、ルアーマチックS86MLが敷石の間に刺さっていました。まるでやり投げの槍が芝生に刺さっているような光景です。まっすぐ引っ張られて落ちて刺さったので、運よくレブロスは水没していません。でも、竿先は折れたなとわかります。写真を撮っておけばよかったけど、いつ倒れるのかわからないので、急いでファーストキャストを巻き上げて、釣り針をルアーマチックにかけて釣り上げます。

 

 簡単に引き上げられるかと思ったら、まだ魚が付いているようです。結構、引きが強いので、空中に浮いたロッドを手元に引き寄せるのに時間がかかりました。

 

 ようやくルアーマチックを掴んだので確認すると、第1ガイドの下からぽっきりと折れてました。まあ、そうだよね。レブロスは、ベールに少し傷がはいっていたけど、スプールが無事だったことが幸いです。なにしろ、一番高いリールだから(笑)。

 

 ロッドとリールを確認したら、巻き上げていきます。なんだろうと思うけど、これは先週と同じ引きです。真鯛だろうと引き上げていきますが、ファーストキャストではなくルアーマチックなので、なかなか巻き上げるのが大変です。本当なら、やり取りを楽しみたいところだけど、トップガイドのないルアーマチックを見ると、そんな気分にはなりません。

 

 今日は、堤防の隣が砂浜なので、何かあったら砂浜に引き上げようと思っていました。そのなにかが起きたので、砂浜に移動しようとしたら、干潮で出てきた下の敷石に逃げ込まれました。

 

敷石の赤丸の中に逃げ込まてしまう

敷石の赤丸の中に逃げ込まてしまう


  ラインが敷石に掛かってしまい、無理をすると切れそうです。敷石の間から見える魚はとても大きいです。鯛と思ったけど、赤茶色だからもしかして、コブダイかもしれません。でも、瀕死の砂虫に喰いつくのか? 敷石の間で赤い魚体が泳いでいるのが見えたので、潮が引くまで待ちます。

 

 潮が引いて、敷石の上が歩けるようになったので、消波ブロックから砂浜に降りて、敷石のところにいって、ひっかかっていたラインを外します。でも、その先についているはずの魚はいませんでした。リーダーは3号だけど、ハリスは1.2号だから、やはりハリスを切って逃げたようです。敷石に降りる直前に堤防の上から見えた姿は、その最後の抵抗だったのかもしれません。

 

第1ガイドからぽっきり折れました

第1ガイドからぽっきり折れました。

 結局、回収できたのは、折れた穂先と錘だけになりました。玉網があれば引き上げられたかどうかはわからないけど、干潮になることを考慮して、引きあげる場所を事前にイメージしておくことが大切だと思います。冷静に考えれば、消波ブロックを歩いて降りて、干潮でできた右側の砂浜に上げれば、釣り上げることができたと思います。

 

納竿:

 ルアーマチックが引き込まれたのは、餌がなくなったので納竿しようとしていたときの出来事でした。よって、残念ながら、今日の持ち帰りできた魚は、カワハギ(21㎝)、チダイ(23㎝)だけになりました。どちらも塩焼きにしました。チダイは、身に水分が多いのか、焼くとしっとりして身離れがいいように思います。

 

 今日は、反省することがたくさんがあります。

 

  キス狙いの竿でも、置き竿にする場合は、逆回転ストッパーをオフにしてフリーにするか、ドラグをゆるゆるにすること。セドナが逆回転できないことは、ちょっと置き竿には向いていないのかも。

 

  干潮、満潮などを考えて、もしもの場合は魚の取りこみ方法は複数用意すること、そして、もしもの場合は、慌てないのでしっかりと考えることでした。なんだか、釣りだけでなく、どんなことにも当てはまる「沈着冷静に」ということになります。

 

 折れたルアーマチックのどのように修理するのか、少し考えてみようと思います。

 

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