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釣行第71弾 - チャンスは一度だけ

 軍事費は世界第9位(2020年)。しかも軍人恩給を含んでいない額である。こんなに使っても足りないのは、使えない偵察機を買うような老害が悪いからで、増額する前にまともに精査するのほうが先だ。さらに、教育費を削って軍事費を増やすとは、いったい何を守るつもりか。こんにちは、T_TBlankです。

 

桟橋から見る湾外の風景

桟橋から見る湾外の風景

 暑くなって、陽ざしが強くなりました。日焼け対策をして釣りに行く時期になりましたね。午前中の潮周りが悪いけど、まだ行っていないポイントの開拓に倉橋島に行きました。

 

 時々、テレビで取り上げられる場所らしいです。コンクリートの桟橋のようだけど、どんな船がつくのはわかりません。到着したときは、船ではなく鳶が寛いでいました。近くにあるカキ工場でも、鳶とアオサギが数羽ずつ仲良くとまっていたので、比較的エサに困らない場所なのかもしれません。

 

 写真には写っていないけど、すぐ近くに筏があります。初めての場所なので、船の動きに注意しないといけないですね。一番手前を通る漁船はないけど、筏と筏の間を通る漁船はいます。でも、船が通過するときに投げなければ、大丈夫な距離ですね。とりあえず、右端から外側に向けて投げることにしました。

 

 今日も、エサは青虫と砂虫の2種類です。第一投ではエサ取りに砂虫の尻尾だけ食い逃げされていたので、次は、太めの砂虫を半分に切ってつけ直して、投入です。

痛恨のバラシ:

 キスの2本針仕掛けで投げていたルアーマチックMB-96Mが軽くお辞儀をした後、激しく振れました。すぐに大きく合わせて、巻き上げます。キスではないことは確かな手ごたえ、リールを巻くもの大変です。

 

 エソでもカレイでもない引きで海面近くになって、急に左右に走るような動きをします。そして海面に上がってきたのは、シルバーに輝くクロダイ(チヌ)でした。朝日に当たって輝いています。

 

 海面に上げて空気を吸わせれば、引きが弱まるだろうと思います。海面まで引き上げて、階段を使って取り込もうと思いました。取り込み前にハリスが切れてしまうかもしれないので、写真を撮っておこうかと逡巡しながら、取り込みに入ります。その取り込みに入った瞬間、最後の力を振り絞るようにクロダイが暴れました。するとプチンとハリスが切れて、クロダイは海に帰っていきました。

 

 まさか、痛恨のバラシ。ハリスが1.2号なので慎重にやっていたけど、最後にやられました。磯竿が柔らかいのは、こういう動きに対応するためですね。シーバスロッドでは、それは期待できないけど、それ以前に私のロッド操作が下手でした。

 

 初めて釣りに行ったときに、1号のハリスでクロダイをばらしてしまったけど、3年目になっても、やはりクロダイをばらしてしまいました。1.2号のハリスは、32㎝のカレイには耐えてくれるけど、40㎝近いクロダイ(釣り上げていないので、推計だけど)は無理でした・・・・。

 

 落胆しながら、釣りを続けたけど、最初にこの当たりがあっただけで、他にはほとんど当たりがありません。釣れるのは、イトヒキハゼ(カミツキハゼ)ばかりでした。

 

たくさん釣れたイトヒキハゼ

たくさん釣れたイトヒキハゼ

 こんなに釣れるのかというくらいイトヒキハゼばかり釣れます。まるで、イトヒキハゼの集合住宅に投げ込んだのかと思うほどです。これがたくさん釣れるということは、底は砂泥地なのでしょう。残念ながらキスの当たりは全くありません。

 

 桟橋の下は空洞になっているので、何かいないかと探ってみたら、メバルがかかります。でも、小さいですね。

 

桟橋下で釣れた子メバル

桟橋下で釣れた子メバル

 初めての場所なので、何が釣れるのかわからないので、もう少し粘ってみようかと思ったけど、一艘の漁船を見て止めました。

 

 桟橋の東側の沖にあるブイはタコ壺かと思っていたら、刺し網と定置網を合わせたような網が仕掛けてありました。なるほど、いつもよく見るブイとは違う配置です。ただ、網にはあまり魚が掛かっていないようでした。

 

 ここは、投げ釣りよりフカセでチヌを狙うのがいいようです。牡蠣筏もあるのでクロダイが回遊していそうです。ましてや、砂虫に喰いついてくるのだから、チニングができそうですね。

場所移動:

 まだ、エサが半分以上残っているので、移動することにしました。持ち帰りが何もないので、キスが釣れそうな近い場所で、こちらにやってきました。鶯が、とてもきれいに鳴いています。音色の違いから3羽ぐらいいるようです。

 

干潮で岩がでてきた堤防

干潮で岩がでてきた堤防

 残念ながら、干潮だとこの岩の間から投げることはできません。巻き上げるときに、ほぼ露出した岩にラインがかかってしまうからです。この岩の間の先は砂地でキスのポイントなんだけど、干潮のときはやはり無理です。下に降りることができたら、いい場所なんだろうけど、脚立を持って歩くほどの意気込みはありません。

 

 それで、今回は、堤防の先端から釣りをしました。去年も同じ時期に五目釣りをしているので、短い時間だけど何か釣れるだろうと思います。

 

 最初に当たりがあったのは、青虫をつけたホリデースピンです。巻いている途中に藻があるので、急に重くなります。そこを無事に通過すると、魚をばらすことなく釣り上げることができます。最初に釣りあげたのは、久しぶりのカワハギでした。

 

最初の持ち帰りになったカワハギ

 そろそろカワハギがたくさん釣れ始めるころですね。肝が小さいのが残念だけど、型がよくなるのはこの時期からだと思います。

 

 そして、次に釣れたのは、やはりキスでした。

 

やはり釣れるキス

やはり釣れるキス

 20㎝を超えてきたので、型がよくなりました。キスが釣れたら、もっと来るかと思ったけど、そんな都合よくは行きません(笑)。

 

 他には、フグ、赤ベラ、トラギスと小さな魚が続きます。そういえば、青ベラ(キュウセン)が釣れる場所だけど、地元のスーパーで青ベラが、処理済みとはいえ1匹300円で売っていました。そんなに高級魚なのかと驚きです。これまで、何度リリースしたことか。

 

 潮が引いて、敷石の出た堤防の回りをみると、コブダイが泳いでいました。それ以外にも、クロダイ、ボラなどやっぱり倉橋島の南岸は魚が増えてきました。今日は、とても暑い日だったけど、そろそろ海の中も活性化しているのでしょう。

 

 なかなか当たりが続かないけど、なんとかキスを一匹追加します。そろそろ納竿の時間になりそうなので、あまっている青虫を房掛けして投げ見たら、小鯛が釣れました。

 

納竿間近に釣れた小鯛(真鯛)

納竿間近に釣れた小鯛(真鯛

 久しぶりにチダイではなく真鯛です。手の平を超えて23㎝あったので、持ち帰りになりました。

 

 潮が止まると、急に海毛虫が釣れ始めます。エサ取りよりこいつが先に喰いつくということは、帰り時と考えて、納竿となりました。

納竿:

 今日の持ち帰りは、カワハギ(23㎝)、キスx2(21㎝)、小鯛(23㎝)です。最初にクロダイをばらして、持ち帰れる魚がなかったので、持ち帰りできた魚は移動先での釣果のみになりました。最初からこの場所に来ていれば、もう少し釣れたと思います。でも、新しい場所を試してみたかったので、今回は、これでいいでしょう。

 

 ただ、細仕掛けにクロダイが掛かった時の取り込みは課題です。そんな大きな魚がかかるのが稀なので、油断しすぎなのでしょう(笑)。

 

 家に帰って、カワハギは刺身にしました。ただ、肝は小さくて肝醤油はなしです。カワハギは刺身すると食べるところが少なくなるので、ちょっともったいない感じです。頭部の身も食べられる煮つけが一番いいのでしょう。

 

 また、小鯛も3枚におろして、血合い骨を抜いて天ぷらにしました。鯛の天ぷらは贅沢かもしれません。同じ白身でもキスとはまた違いますね。もちろん、どちらもおいしいです。

 

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