ホリデースピンと一緒に夜の海に消えて行ったシエナC3000、コスパのいいワゴンリールだったけど、失ってしまったものはしかたない。それで、次のリールを“夏祭りセール”で買いました。
お金があれば、21ナスキーが一番おすすめです。でも、21ナスキーはとても人気なのか、目当ての4000XGは釣具のポイントの店舗にも在庫がありませんでした。Yahooショッピングや楽天市場などのネットショッピングで探すと、とても高い値段のショップしかありません。在庫のなかった釣具のポイント店の店頭価格が10%OFFで9000円ほどだったのに比べて、ネットショップはとても高いです。
1万円以下で買えそうにないので、一つ下のクラスで今年モデルチェンジしたサハラになりました。ナスキーは、秋になれば、また在庫が復活して安くなるでしょうか。
でも、シエナの次のリールだから、ネクサーブで十分じゃないかともいえるけど、3年目になるので、もう少し上位の機種です。釣りを始めた頃には何年続くかと思ったけど、予想以上の頻度で釣りをすることになったので、少し高めのリールになりました。
22サハラなら実売価格は、7000円程度で済みます。それでも、シエナの購入時価格の3倍近い高額商品でした(笑)。ほんと、釣具もインフレの波が及んでいます。
7000円も払うなら、ダイワのレガリスLTも候補になるけど、18年モデルより22年モデルのほうがいいだろうと考えたのと、サイレントドライブがどんなものが確認したかったので、今回は候補にしませんでした。
ナスキーとサハラでは、通常の販売価格の差は3000円ぐらいです。でも、基本性能はほとんど変わりません。HAGANE/HAGANEギア、X シップ、サイレントドライブ、G フリーボディは、どちらも同じです。違うのは、「コアプロテクト」です。この機構で防水性が圧倒的に違います。
もしボートやカヤックを使って釣りをするとか、潮を被るような波の荒い磯からの釣りをするとか、雨が降っていてもお構いなしに釣りをしたい場合、絶対にナスキーがおすすめです。長く使うには防水性は大切なので、そういう釣りもしたい人は、もう少し待ってリーズナブルな価格になった21ナスキーを選択してください。
でも、このサイトをご覧の人はわかると思いますが、私が釣りをするのは堤防か砂浜です。さらに、晴れたときしか釣りに行かないし、ハードな環境での釣りはしないので、防水性はそこまで必要ではないと考えて、サハラになりました。これまでの3種類のリールも2年半の釣りの中で何も問題は起きていません(水没したリールは除く)。
ベアリングの数も違うので、展示されていた実機をどちらも触ってみたけど、店舗で回す範囲だと違いはほとんどわかりません。それなら、差額をローラー部のベアリング化にしたほうがいいのでないかと思います。ここは、自分の釣り方にあったほうを選べばいいと思います。
次は番手です。今後購入予定の遠投用ロッドにC3000は少し小さいこと、ルアーマチック96Mと合わせて両方で使いたかったので、4000XGにしました。遠投した錘を回収するときや、ルアーで早巻きが必要になるので、ハイギアは必須です。4000XGは、1回転99㎝になります。余談だけど、予算も限られるので、汎用性がない遠投用の専用リールは買いません(正確には買えませんw)。
サハラ4000XGは、自重が280gなので少し重めです。できるだけ軽いほうがいい人は、ダイワのレガリスLTにいったほうがいいでしょう。最大ドラグ力の値(11㎏)はあまり気にしなくてもいいけど、ルアー釣りの人は一日中投げていると、自重の差は気になるようです。
ギア比:6.2、実用ドラグ力:6㎏、スプール径/ストローク:51/17、最大巻上長(99㎝)、糸巻量、ハンドル長さ(55㎜)は、セドナ、サハラ、ナスキーで変わりません。自重とベアリング数が違うだけです。この当たりのスペックは、これまでリール作りで培ってきた値だから、変わりようがないのでしょう。だから、使用する素材や採用する機構の差で耐久性などに差がでるのだと思います。
黒い樹脂ボディに金色のスプールは、なんだかレガリスを意識した色合いだと思ったけど、17 ナスキーと同じだから、このクラスは定番の色使いなのかもね。まあ、見た目はほとんど気にしないので、中華製のパステルカラーでもなければ、OKです。
ラインストッパーが少し変わっていました。あまり評判のよくないシマノのリールのラインストッパーだけど、これはきちんと止まる感じです。
シマノのリールからなくなりつつある逆回転ストッパーが、サハラには付いています。この機能のないセドナを使っているので、ドラグ機能があるならこの逆回転ストッパーはなくても問題ないと思っています。アジやキスを泳がせで使う時ぐらいでしょうか。
セドナと並べてみました。セドナが5000XGなので比較しても仕方ないけど、ハンドルのねじ込み式の違いはよくわかります。サハラはハンドルを逆回転させてねじ込んでいくので、反対側のキャップをねじ込む方式よりしっかりと固定される感じです。
セドナに比べて、ハンドルのグラグラ感に僅かな差がありました。少しの差だけど、巻き取るときに力の伝わり方が違うように思います。2000円ぐらいの差だけど、17年モデルより22年モデルの差が大きいのでしょう。そのうち、セドナもモデルチェンジしそうですね。
エントリーモデルとはいえ、今まで購入したリールの中で一番高いものになりました。今度は、魚に引っ張り込まれないようにドラグに注意して使いたいと思います。でも、尻手ロープを調達するのが先かもしれませんね(笑)。
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