引っ越しに伴い釣り場が変れば、釣れる魚に合わせて釣り方も変わりました。青虫や砂虫をつけた投げ釣りから、メタルジグやジグヘッドを投げる釣りが多くなりました。エサ取りの常連だったチャリコ(小鯛)にお目にかかることのない釣りになったけど、クサフグはルアーにも食いついてきて健在です。
おかげで、これまでとは違う新しい魚との出会いがある一年になりました。それでは、2023年に釣れた魚を見ていきましょう。
カマス:
1月から始めて3月まで冬の寒い日は、堤防からずっとカマス釣りでした。手がかじかむような朝まずめだけではなく、潮を選んでいけば、昼間でもよく釣れました。
タックルは、ルアーマチックs76ULとレブロスLT2500に、ジグヘッドとワームが基本です。このタックルなら通常はカサゴやアジが対象だけど、ここではひたすらカマスでした。
サイズは30㎝前後と秋より小ぶりみたいだけど、これだけ釣れると寒い冬の朝でも楽しめます。一夜干しを焼いたものもおいしいけど、おすすめは3枚におろしたフライです。大葉を巻いたり、梅肉を挟んだりしたフライなどのバリエーションも楽しめます。もちろん、ビールと抜群に合います。
ヒラメ:
4月になって桜が散るころに、海水温の上昇に伴って浅場に寄ってきます。近くの遠浅の砂浜での釣りの対象になりました。
タックルは、ルアーマチックs96M-4と22サハラ4000XGにダイソーのメタルジグやダイソーVJです。これまで、ソゲは釣ったことがあるけど、ようやくヒラメと呼べるサイズが釣れました。もっとも、ヒラメはこの一匹だけで、その後はソゲサイズばかりでした。なかなかサイズアップしませんね。ヒラメは、やはり刺身ですね。
マゴチ:
ヒラメと同じタックルで釣れるので、ヒラメを狙うと一緒についてくるフラットフィッシュです。ヒラメよりマゴチのほうがよく釣れました。当たりは鈍く重いけど、しっかりと頭を振るので引きは重くなります。7月に釣れたマゴチは63㎝と最大サイズを更新です。
マゴチは、刺身と塩焼きがお勧めです。特に、カマの塩焼きはとてもおいしいです。頭が大きいので、捨てないでアラと合わせて煮つけましょう。ほほの身や頭の後ろの身もおいしいですよ。
スズキ(フッコ):
砂浜にもスズキは回遊してくるようです。ヒラメを狙っていたら、なぜかスズキも釣れました。まあ、ダイソーVJを使っていたので、スズキが喰いついても不思議ではないですね。
もっとも、2匹目は砂浜ではなく、秋の堤防で釣りあげることになったので、ここではたまたまだったのでしょう。スズキは白身なので刺身もいいけど、ソテーがお勧めです。魚自体が大きいので、食べ応えがあります。
ツバクロウエイ:
狙って釣る魚ではなく、ヒラメやマゴチを狙うとやってくる外道です。アカエイほど大きくはないけど、とても重いです。どこにフックが掛かったかで、引き方が大きく違います。浮いてきたときは、一瞬ヒラメと思ってしまうけど、引きが違うのでやっぱりと落胆します。
ミドキンのメタルジグによく反応するようです。なぜか5月にやたらと釣れました。
カスザメ:
こちらも、狙って釣る魚ではなく、ヒラメやマゴチを狙うとやってくる外道です。大きいサイズだとアンモニア臭も少ないので、フライが美味しいらしいですが、そこまで大きいサイズが釣れなかったので、今回はリリースで終わりました。こちらは、ダイソーVJに喰いついてきました。
キス:
梅雨の時期になると、ようやくキスがターゲットになります。それ以前にも釣れるけど、サイズが小さいようです。
タックルは、ダイワのプライムサーフT25号とシマノのセドナC5000XGです。仕掛けは、遊動天秤に二本針の仕掛けです。
ただし、同時にクサフグ地獄にもなるので、針をたくさん取られてしまいます。クサフグに見つからずキスを釣るのは難しいですね。違う砂浜に行くと、クサフグが少なくなるので、場所選びは大切です。それでも、夏の暑さもあり、なかなか数釣りにはなりませんでした。
イシモチ(グチ):
キスを狙うと一緒に釣れます。よって、タックルはキスと同じになります。特に海に少し濁りがあるとよく釣れるようです。砂虫より青虫のほうが反応はいいかもしれませんが、イシモチだけを狙うことはないので、キスの外道として釣りました。
イシモチは塩焼きと思っていたけど、大きいサイズの場合は刺身がお勧めです。刺身は、鯛にも負けないおいしさだと思います。
前半は、カマスが爆釣できる堤防に始まり、春から砂浜でフラットフィッシュを狙う釣りになりました。どの魚も初めて釣った魚だったので、Youtubeの動画を参考に捌きました。一番面倒だったのは、マゴチの腹骨を取るところだったので、骨抜き用の大きなピンセットを買って抜くことになりました。
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