晴れたら釣りへ、そして島飯

晴れたら釣りを、雨が降ったら仕事を、疲れたらカフェへ。

釣行第32弾 ― 本虫を初めて使ってみた、それって操業違反?

 空きベッドがなくても、与党の上級国民なら無症状でも即入院。自宅待機で死んだ人は何を思うのだろう。こんにちは、T_TBlankです。

 

 寒い日が続くけど、やはり釣りに行きたい病がでて、最高気温が10度を超えそうな日を選んで出発です。今回もカレイ狙いなので、本虫を買いました。もし売り切れていたら、止めようと思っていたけど、売っていたのでこれはいかねばと。早起きして出発です。 

 

本虫を使ってみる

  夜明けの時間に到着したけど、やはり寒いですね。エサは、本虫と青虫を用意しました。本虫は、青虫の2倍以上の価格なので、エサ代はいつもの倍になりました。この値段なら、大きなカレイが2枚は普通に買えます(笑)。

 

 レシートに、本虫が中国産と記載されていたので調べてみると、本虫は在来種だけど、国内産はほとんど出まわっていなくて、多くは中国産のようです。ミミズの養殖のようにはいかないか。

 

初めて使ってみた本虫(中国産)

初めて使ってみた本虫(中国産)

  本虫は大きくて太いです。一匹が長いので、頭の固い部分をはさみで落として、そのあとを5㎝ぐらいに切ってつけます。今回は、2本針なので、下の針に本虫、上の針に青虫のセットで使いました。この本虫は、体が大きいので体液も多くて、臭いがきついです。この体液がカレイにいいのだそうです。でも、針にエサをつけた後、指先がベトベトになるので、エサを包んでいた新聞紙で指を拭きました。少し多めの新聞紙があったほうがいいです。

 

 今回は、ホリデースピンとシーバスロッドは、遊動式天秤で本虫と青虫のセットでカレイ狙い、メバリングロッドは、胴付き仕掛けで青虫でカサゴ狙いにしました。

 

 しかし、カレイ狙いの本虫はエサ取りにも合わずに時間だけが過ぎていきます。やはり海水温が下がる冬の朝は、潮が動く時間でも活性が低いようです。そして、ようやくメバリングロッドに当たりがったのであげてみると、小鯛でした。

 

寒い朝に釣れた小鯛(リリースサイズ)

寒い朝に釣れた小鯛(リリースサイズ)


 お前だけは、冬でも健在だなぁとリリースします。その後、青虫にトラギス(リリースサイズ)が来ます。でも、本虫は齧られた跡もなく、フグにも見捨てられたか・・・。

 

 釣り始めてから2時間したころ、ようやくカレイが釣れました。当たりはほとんどわからず、エサの確認のために引き上げながら少し重いなぁ思ったら、小型のカレイが釣れていました。

 

本虫でようやく釣れたカレイ

本虫でようやく釣れたカレイ

 

 本虫の針と青虫の針の両方とも喰っていました。当たりを見逃したので飲み込んでしまったようです。20㎝強だけど、リリースしても助からないので持って帰ります。 

 

これって操業違反?

  釣りをしていたら、小型の漁船が来ました。刺し網がある堤防ではないのにと思ったら、なんと底引き網でした。こんな堤防近くで底引き網なんてされたらたまったものではないと思い、投げていた竿を引きあげます。少し離れたところまで引いたら、また帰って来て往復していきました。これだと、明日は釣れにくいだろうなぁ。いや、この後から釣れにくいじゃん。

 

堤防付近で底引き網漁をする漁船

堤防付近で底引き網漁をする漁船

 生活が懸かっているからしかたないかと思ったけど、後からきた漁師さんに聞いたら、こんな近くで底引き網をしたら、操業違反だそうです。沿岸から150メートル以内では底引き網は操業してはいけないらしいです。特にナマコの減少が問題になっているので、海上保安庁も厳しい対応をしているそうです。

 今ならスマホで写真を撮って、船名と船番を海上保安庁に通知すると、重い罰金になるそうです。今後は、スマホを構えて通報するぞと言えば退散するから、そうしたほうがいいということでした。だから、写真は船名と船番がわからないくらい画質を落としています。

 

 この漁師のおじさん、かなりのお怒りモードで教えてくれました。単に資源の問題ではなく、堤防には釣りを楽しみにしている人も来るのだから、堤防の周りには網もいれないようにしているそうです。良心的な漁師もいるんですね。こんな話を聞くと、堤防に針が付いたまま捨てられていたカレイ仕掛けや、鯖の切り身が入っていたスーパーの発泡トレイ(根魚狙い?)をいつもよりたくさん拾って帰りました。というか、いつもより今日はゴミが多くない? 漁師にも釣り人にも、悪い人はいるという日でした。

 

初めて釣れた魚

  今日は釣れないだろうと思いながら、底引き網が通らなかった手前を狙って投げます。フグぐらいしか釣れない時間が続いた後、引きはあまりないけど、何か釣れています。変な形の魚と思ったら、初めて釣れたオニオコゼでした。スーパーで地物のオニオコゼが売られているけど、こちらは小さかった・・・。

 

初めて釣れたオニオコゼ

初めて釣れたオニオコゼ

 

 オニオコゼは、怒ったように背びれを立てていたので、記念撮影をしました。爪ようなヒレを使って海底を這っているそうです。針付きでリリースだと生き残れないだろうから、このあとは、魚つかみで軽く掴んで、プライヤーを使って棘を触らないように針を外しました。海に返すとゆっくりと体をゆすりながら泳いでいきました。小鯛などとは違って、やはり泳ぎは俊敏ではないようです。

 

納竿

 本虫が余っていたので、いつもより1時間余分に粘ってみたら、納竿間際に最初に釣ったのと同じサイズくらいのカレイが釣れました。こちらはメバリングロッドでチョイ投げしていた青虫に喰いついていました。

 

 それでも、本虫は使い切れずに終了です。そして、今日の持ち帰りは、カレイx2という釣果になりました。前回の持ち帰り無しよりはよかったけど、2倍のコストがかかる本虫の効果はあまりなかったようです。寒い冬はやはり活性の低さはいかんともしがたいのか。2月の釣りはどうしようかと悩んでいます。No fishing no life. そんな麻薬に体が侵されてしまったように思います。

 

◆カテゴリー一覧
・釣行(釣果)日記
・釣り関連(釣り道具など)
・カフェ・ランチ(ランチ、スイーツ)
・車関係(車、メンテナンス)