どこかにぶつけたわけでもなく、カマスを釣り上げた後にラインが絡まって変な力がかかったのか、簡単に折れてしまいました。これまで、投げ釣りでは全くトラブルがなかったのに、ジグを投げるようになったら、1か月で折れてしまいました。
トップガイドと第1ガイドの間で折れています。ルアーマチックs86MLと同じように、第1ブランクスをシマノから釣具屋経由で購入することができます。シマノのサイトで調べると、パーツ名は12R1Fで2805円でした。堤防からキスやカマスを釣る程度なら、そんなにお金をだしてもしかたないので、前回と同じように直すことにします。
今回も同様にトップガイドと折れたブランクスをそのまま利用して、チューブラ特性を使って第1ガイドのブランクスの中空に差し込むことを考えました。しかし、ルアーマチックs86MLと違って、竿先がとても細いので、この折れたところに差し込むのは無理そうです。入るところまで折ることになるとロッド自体がとても短くなってしまいそうです。
それで、予定を変更してトップガイドを外して、折れたところから下を少し削って、トップガイドをそこに付けることにしました。同じような細さなら、削る量も少ないだろうと考えました。第1ガイドをトップガイドとして使ういう荒業もあるけど、それはさすがにものぐさ過ぎるかと(笑)。
・トップガイドを外す
先ずは、トップガイドを固定している接着剤をカッターでそぎ取ります。そして、ライターで炙って、ガイドの中の接着剤を溶かしたら、ブランクスを引っ張って抜きます。
・ブランクスをトップガイドの径に合わせて削る
第1ガイドと距離が近いので、第一ガイドを外してしまおうかと思ったけど、トップガイドと第2ガイドの距離が他のガイド間より広くなってしまうので、力がトップガイドに余分にかかってしまいそうです。また、トップガイドの径が小さいので、削る部分を少なくすることも考えて第1ガイドは残しました。ちょっと、ブサイクだけどね(笑)。
ブランクスにトップガイドが入るように、慎重にダイソーのヤスリで削ります。とても細いので、トップガイドがぎりぎり入る太さになるように、ゆっくり回しながら少し削っては合わせてみて、確認をしながら行います。
・トップガイドを取り付ける
トップガイドがブランクスにしっかり入ることを確認したら、2種類混合型のエキシポ樹脂をたっぷり塗ってから、差し込みます。
約10分で固まるので、ガイドが一直線に並ぶように位置取りを決めます。瞬間接着剤ではないので、固まるまでにガイドを動かして修正できるので、ここは瞬間接着剤を使わないほうがいいです。
接着剤が固まったら、次は、トップガイドと接続部分を木綿糸で巻いていきます。専用の道具(ボビンホルダー)があればいいけど、まだ作っていないので、糸を張った状態で右手でロッドのほうを回しながら、丁寧に巻いていきました。トップガイドのほうから初めて一往復したら、エンドノットを組んで巻き終わりです。余った糸を切ります。
・UVレジンで硬化させる
最後にUVレジンを使って、硬化させます。ここにまたエキスポ樹脂を使ってもいいけど、ルアーマチックs86MLでUVレジンを使っても、まったく問題がなかったので、今回もUVレジンにしました。
セリアで買ったUSB接続の卓上UVライトを使って、しっかりと固めます。1回で45秒の照射なので、ひっくり返して2回の照射を行うことで、固まりました。表面が少し柔らかいので、後は太陽に当てて、自然に硬化させます。
前回より、薄めにレジンを塗ったので、ちょっと強度は足りないかもしれないけど、カマスやアジぐらいなら問題ないでしょう(笑)。
穂先が折れたことで、長さが7.6フィートから7.3フィートぐらいになってしまったけど、小物を釣るのなら十分に使えると思います。第1ガイドがすぐ近くなので、トップガイドにかかる力も軽減されるでしょう。ただ、ラインが絡むトラブルが増えるかもしれません。
またトラブルになったら、第1ガイドを取るなり、もう少し径の大きいトップガイドを買うか、諦めて第1ブランクスを買うことにします。とりあえずは、これでまたカマスを釣りに行きます。
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