晴れたら釣りへ、そして島飯

晴れたら釣りを、雨が降ったら仕事を、疲れたらカフェへ。

USANCHU カフェ 大久野島 - 飢えたウサギにエサをやった後は、自分のエサです。

 こんにちは、T_TBlankです。大気汚染が減っているそうなので、悪いことばかりではないアースデイです。

 大久野島には野生のうさぎが700羽ほどいるそうだけど、春の繁殖期にも関わらず、観光客が激減して飢えているそうです。天気もいいので、海風に吹かれながらフェリーで行ってみました。

  忠海港にあるショップでフェリーの往復切符とうさぎのエサを購入します。期間限定でウサギのエサは無料でした。GWの休みになったら少しは訪れる人が増えるでしょうか。 

  フェリーを降りるとウサギがたくさんいます。というか、奈良の鹿並みに突進してきます。人を見たらエサをくれるともう覚えているのでしょう。少し離れたところから同じ目線で写真を撮ろうとカメラを下げたら、まさに「脱兎のごとく」走り寄ってくるので、写真になりません。それでも縄張りがあるので、少し歩いて離れるとどこまでも追ってくるわけではないようです。

大久野島のエサをねだるウサギ

大久野島のエサをねだるウサギ

 ベンチに座っていると、うさぎが寄ってきて前脚をあげて立ちあがってエサをねだります。なかには膝にまで座ってくるウサギもいて、これでは、警戒心のなくなった飼い猫と同じです。

  うさぎは、つがいでいることが多いのか、二羽単位でいますね。お互い鼻をくっつけて、確認しますが、エサを狙って3羽目が来ると、オスが撃退します。人間の餌付けで増えてきたとはいえ、生存競争は厳しいです。

大久野島 うさぎの耳の集音機とウサギ

大久野島 うさぎの耳の集音機とウサギ

  人がちらほらしかいないのでウサギの耳の集音機の下にエサを置くと、いつもは木陰に穴を掘って寝ているウサギも、周りの木立の中から我先にと集まってきました。でも、このウサギの耳のオブジェ、なんだか生き埋めにされた二人のバルタン星人が助けを求めているように感じるのは、T_TBlankだけでしょうか。

  フェリー乗り場と往復する無料バスがあるけど、国民休暇村まで歩いてきたら、「USANHCHUカフェ」にはいります。コロナの影響で営業を縮小しているので、レストランは休業でカフェのみの営業です。島内ではここしか食事ができるところがないので、ランチにします。

 

USANCHUカフェ - 大久野島国民休暇村内

USANCHUカフェ - 大久野島国民休暇村

 メニューもかなり限定されていて、タコ天カレーと迷ったけどカレーは食べたばかりなので、「うさんちゅバケット」とホットコーヒーにしました。セルフサービスなので、食券を買って、番号が呼ばれたら受け取ります。でも、2組しかいないので間違いようがない。

うさんちゅバケットと(有機栽培)ホットコーヒー

うさんちゅバケットと(有機栽培)ホットコーヒー

 窓側のテーブル席に座っていただきます。バケットは、瀬戸内レモンカード(アオハタ)とメイプルトーストが塗ってあります。これに、バニラソフトを乗せていただきます。

 

うさんちゅバケットにアイス添え

うさんちゅバケットにアイス添え

 糖と脂にレモンだから、もう完璧なデザートでした(写真はメイプルトーストのほうです)。カリカリのバケットに冷たくて甘いソフトだから、食感も完璧です。コーヒーは、マシン抽出のUCCなので、まあそんなものです(ここは、尾道ではありません)。竹原キャンベルジュースもよさそうだけど、このバケットと合わせると甘すぎそうなので、ここは珈琲でいいと思います。

  この後は、島の北側を歩いて一周して帰りました。展望台への道は、崖崩れなどのためにすべて通行止めだったので、予定より一便早いフェリーで帰りました。

  人間の都合で増えたウサギは、これまた人間の都合で厳しい生存競争に陥っているようです。週末に近くの人がエサを持って少しは訪れるといいですね。ボランティアでエサ(草)や水やりをしていた人がいたけど、ペレット(うさぎのおやつ)に慣れたウサギは、草よりそちらを求めて人間を追いかけそうです。

 

大久野島の砲台跡地にいるうさぎ

大久野島の砲台跡地にいるうさぎ

 せっかくなので、島の北側の砲台跡近くにいた2羽のウサギをアップしておきます。春だから毛が抜け代わる時期でしょうか。少し毛がぼさぼさです。エサを与えると、この場所にはほかのウサギがいなかったので、仲良くエサを食べていました。

 うさぎって、草食動物だから目が側頭部についているので、目の前のエサを探すのがかえって下手ですね。ちなみに、手から直接エサを与えてはいけません、確実に噛まれます。そして、ウサギの歯は鋭いので、100%痛い(体験談)。