晴れたら釣りへ、そして島飯

晴れたら釣りを、雨が降ったら仕事を、疲れたらカフェへ。

釣行第21弾 - 場所に合った釣り方と釣りたい魚に合った場所

 繰り越しで膨れ上がったMEGABIGの1等より安い10億円、アベノマスクの1/56の金額なのに、行革の対象はアベノマスクと電通への委託費(中抜き)だと言えない担当大臣には、使えないと刻印されたハンコを押したい。こんにちは、T_TBlankです。

 

 前に釣り場を下見した時に、フカセでメジナを釣っていた人がいた堤防、まだ行っていないので、少し遠いけど初参戦です。今日も、まだ暗いうちに出発します。橋を渡って島に入ると、西に明るく輝く火星、確か大接近していたはず。

 

 今回も大潮だけど、月は新月で明けの東の空に明けの明星と一緒にありました。今回の場所は、電燈のない半島から突き出た形の堤防です。だから、真っ暗ななか風が吹き抜けます。風の強さを事前に調べておくべきでした。気をつけていたのに、タオルが一枚飛んでいきました・・・。

 

 真っ暗なので、LEDライトをつけて作業開始です。静寂な暗闇が広がる海に向かって遠投します。ただ、どこまで飛んだのかよくわかりません(笑)。

 

 初めての場所なので、海の底の状態や投げ釣りで何がつれるのかわからないけど、同じ島だからいつもとは変わらないだろうと思います。少し夜が明けるまで、エサ釣りを中心にしました。今日も、青虫と砂虫の併用です。でも、暗い中、当たりはほとんどないので、夜が明けてきたらメタルジグに変更しました。

 

堤防から見た夜明けの海

堤防から見た夜明けの海

  ダイソーのメタルジグ28gをルアーマチック86で投げます。さすがに28gの重さだと飛距離がでますね。でも、巻いて巻いても何も当たりがありません。100円だから底の方も攻めてみたけど、まったく当たりがありません。ナブラも見えないので、回遊魚が回っていないようです。鯖でもいいのに、いないみたいです。 

 

さようなら、メタルバイブ

  それならとメタルバイブ10gを投げてみました。根魚を期待したけど、こちらもまったく当たりがありません。投げる場所を間違えたのかと思い、メタルバイブが付いたルアーマチック86を堤防に置いたときに、メタルバイブが堤防の割れ目に落ちました。

 あっと思ったけど、遅かった。割れ目に嵌まりこんでしまい、まったく動かなくなりました。なんとか引っ張り出せないかと思ったけど、まったく動く気配もなく、クレバスに落ちた同行者のザイルを切るような気持ちでラインを切りました。さようなら、メタルバイブ。110円だけど、探し回って手に入れただけに、なんだか1000円ぐらいの気持ちです(笑)。 

 

自己記録更新のキスとベラ

  気を取り直して、エサ釣りに変更です。そうすると、外洋に向かって投げた竿に強い当たりがありました。引き上げてみると、大型のキスでした。23㎝だったので、自己更新記録です。

 

自己記録更新した23㎝のキス

自己記録更新した23㎝のキス

 これくらい大きいと体高もあり、太いですね。お刺身か天ぷらかと考えながらクーラーボックスにしまいます。

 

 キスが釣れたので、この外洋は砂地かと思ったら、実は多くは岩礁帯でした。大きな当たりに合わせると、根掛かりのようになります。おそらく魚が根にもぐったのだろうと思い、すこし放置してから引き上げると、こちらも23㎝になる大型のベラ(キュウセン)でした。緑色なので、大きな雄のベラになります。キスと並べると高さはこちらがあるので、大きく見えます。

 

良型の緑色のベラ(キュウセン)

良型の緑色のベラ(キュウセン)

 このあとに、同じサイズの緑色のベラを釣り上げます。しかし、ベラはよく引きますね。巻き上げるときに引きの強さに期待するけど、ベラだとがっかり感は大きいです。このベラは塩焼きになりました。これまで、煮魚、天ぷらにしてみたけど、やはり塩焼きが一番おいしいですね。少し粘性のある白身が焼くことでほくほくのような身になります。焼いて柔らかさとパリパリ感が同居した皮との相性もいいですね。

 

 一方、内湾側に投げたロッドは、ほぼ根掛かりします。堤防の周りはかなり岩礁が続いているのか、刺し網があるのか、堤防から離れた場所でもかなり根掛かりするようです。潮の流れが堤防に向かう感じだったので、錘が軽いと流されてしまうのかもしれないです。

 

 また、外洋も大きな二つの石の間から投げると、かなり魚影が濃いと思ったけど、引き上げている途中で手前にある岩礁帯に根掛かりするケースが多くなります。満潮で岩が隠れ始めたけど、引っかかることが多くありました。キスが釣れたのは、たまたまだったのかもしれません。

 

 ここで投げ釣りをする場合は、外洋に向けて遠投して、ジェット天秤で早めに浮き上がらせて回収しないとほぼ根掛かりになります。胴付き仕掛けに変更しても、錘が根掛かりしてロストした時は、ちょっと絶望感が漂いました。

 

 堤防の周りは岩礁帯で大きな岩の左側は藻が密集しています。あれ、この環境ならワームを使ってカサゴメバルが狙えたのではないか思います。風の強さもあって、あまりルアー向きの日ではなかったけど、ここで釣りをするならフカセでメジナか、ワームで根魚狙いが正解なのでしょう。

 

 遠投したい場合は、外洋に向けてジェット天秤にするくらいでしょうか。でも、釣れるのは、キス、ベラ、小鯛です。小鯛以外は大型が混じるのがいいところでしょうか。でも、その程度なら根掛かりの多さを相殺するほどのメリットはありませんね。ダイソーのロケット天秤なら、コスト的にはあまり痛くないかも(笑)。

 

 リリースサイズのベラや小鯛を追加でいくつか釣り上げたけど、根掛かりも多いのでキスとベラx2をキープして、違う堤防に移動しました。ちょっと、最初の大型のキスがにワクワクしただけでした。トラギスも釣れていたので、ピンポイントで砂地があったのでしょう。

 根掛かりを避けて、隣の堤防へ

  次は隣の漁港にある堤防です。ここは、一番大きな外側の堤防が釣り禁止になったので、内側の堤防での釣りになります。堤防の先端は電線のない常夜灯があるけど、投げサビキをしているおじいさんがいたので、堤防の真ん中から竿を出します。後ろに電線があるので、ホリデースピンはひっかけないように気をつけて投げました。

 

 おじいさんに聞いたら、アジやサバは全く釣れないそうです。籠にアミコマセを入れて、オキアミを針につけて投げていたけど、全然釣れないですね。回遊魚が回ってこないと湾内はきついですね。せめて小鯛が釣れてもいいと思うけど、小鯛も掛かっていませんでした。足元にタモがあったので、いつもは大きな魚が釣れるのかもしれません。

 

 また、おじいさんが言うには、今年はキスがまったくダメだったそうです。この辺りもあまりキスはよくなかったようですね。だからなのか、ここで移動してから釣れたのも、小さなキスが2匹だけで、あまり釣れないですね。おじいさんが帰っていったので、先端に移動して投げます。すると、いい引きの小鯛が釣れました。

 

イトヒキハゼと小鯛の一荷

イトヒキハゼと小鯛の一荷

 イトヒキハゼがもう少し大きいと大きな鯛に見えるけど、ようやく20㎝を超えたサイズでした。手の平を超えない小さい鯛はリリースしていたので、こちらはキープしました(ベラと一緒に塩焼きになりました)。鯛はどの料理にしてもおいしいですね。「小さくても鯛」と思います。

 

 でも、ここでは小さめのキスx2と小鯛x1で終わります。リリースサイズの魚は釣れても、内側の堤防ではあまり大きな魚は狙えないですね。遠投したロッドには、いつものように海毛虫が上がってきました。今日は出会わないかと思っていたけど、しっかりとここにいました。水深があるほうが海毛虫は多いのかも。

 納竿

 12時になったので、納竿です。今日の釣果は、キスx3、ベラx2、小鯛x1となりました。キスは天ぷら、ベラと小鯛は塩焼きになりました。

 

 大潮を狙って釣りに来たけど、フィッシュイーターがいないところでメタルジグを投げても釣れないし、キスのいない砂地でエサ釣りをしてもキスは釣れない、アジが回遊してこないとアジは釣れないということになりました。下見と同時にどんな魚が釣れているのか、海の底がどうなっているのか、もう少し調査したほうがよさそうです。でも、初めての場所は経験してみるしかないですね。誰かに弟子入りするわけでもないので。

 

 あと、違うおじいさんにブリの釣れるポイントとカレイのポイントを教えてもらったけど、ちょっとブリを釣り上げるのは今の装備では無理だろうと思います。割と有名なポイントだけど、実際に釣れているようです。家から双眼鏡で釣れているかどうか見ているらしいけど、そんなことをしている人がいたのか(笑)。人の目がなさそうで、実はあるというお話でした(ギョギョ)。