晴れたら釣りへ、そして島飯

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釣行第22弾 - ジギングとエギングの狭間で投げ釣りをする

 推薦をそのまま任命しなくていいと法の解釈を変えたのなら、天皇が総理大臣を承認しないという解釈も成り立つよ、ハズレのスカ総理。こんにちは、T_TBlankです。

 

 今回は、島の北側にある漁港に向かいました。そろそろ夜明けが遅くなったので、出発を少し遅らせました。島を走っていると、大きな光る眼が道のど真ん中にあります。スピードを落としてみたら、道を歩いている親子のイノシシでした。ぶつかったら軽自動車のほうが壊れるので、避けて走ります。野生のイノシシを見たのは初めてでした。先週は、タヌキを見たけど。

 

漁港から見える厳島

漁港から見える厳島

 今回の漁港は、初めての場所だけど、沖にある厳島を見ながらの釣りになります。ただ100mぐらい沖には刺し網があるようです。今日は、その手前までしか投げてはいけないというか、たぶん届かないでしょう(笑)。 

釣人あるある?赤色灯に挨拶をする

  常夜灯がないので暗いけど、堤防には人はいないようです。堤防の歩きながら、LEDライトを照らして、堤防の周りを確認します。干潮なのでかなり潮が引いていました。でも、外側に投げるのなら問題ないと思ったら、堤防の先端で赤い光が点滅します。誰かいるようです。LEDライトを海面に当てて悪かったかなぁと思いながら、堤防の中ほどで竿を出しました。

 

 LEDライトが先端に行かないように手前に当てて、準備をします。しかし、夜中はリングにラインを通するのが大変ですね。なんとかセットして、外側に向けて投げますが、3本なので少し横幅を取りました。

 

 投げ終わってアタリを待っていると、釣り人が歩いてきます。装備からジギングをやる人みたいだけど、そのまま先端に歩いていきます。そこは釣り人がいるので知り合いなのかと思ったら、普通に釣りを始めました。あれっとよく見たら、先客と思った釣り人は赤色灯でした。四角い太陽光パネルを持ったヤツです。人じゃなかったのか、だからこんばんはと言っても、無視されたわけです・・・・・。時々赤い光が光るので、ヘッドライトにしてもなんとも主張の強い人だろうと思ったけど、主張するのは当たり前でした。先端の場所を取り損ねたこと以上に、赤色灯を人に間違えたことの方がショックでした。もう、ボケが始まったかと(笑)。

 

 夜が明けてくると、エギングをする人がやってきました。少し離れた手前で始めたけど、ここはエギングのポイントみたいです。堤防の上には墨の跡があるし、短時間で3杯のイカを釣り上げていました。その後も、フカセ釣りをする人、牡蠣を使ってコブダイを狙う人がやってきます。小さい堤防だけど、人気のスポットみたいです。エギングに来たグループは、堤防に空いている場所がないので、近くの岸から釣っていました。

 

 投げ釣りは、すっかり明るくなってからようやく釣れ始めました。最初は、タマガンゾウビラメでした。そして、小鯛が掛かります。いつもより一回り大きいので、いい塩焼きサイズです。最近、小鯛のサイズが釣行ごとに大きくなっている気がします。

 

塩焼きサイズの小鯛

塩焼きサイズの小鯛

 その後は、フグの来襲に合いますが、今回は針をたくさん用意していたので、何とか乗り切ります。

 シラサギの餌付けをしてみる

  9時ぐらいにジギングをしていた人が帰ったので、先端に移動しました。潮が満ちてきたので、今度は漁港内に向けて投げて、引き釣りをしてみます。手前で軽い当たりに合わせると、小鯛が釣れました。その小鯛を釣り上げると、離れた場所にいたシラサギ(ダイサギ?)がスーッと滑降するように飛んできます。どこの堤防にもいるアオサギではなく、ここはシラサギでした。

 

漁港にいたシロサギ

漁港にいたシラサギ

 どうも、魚をよこせといっているようです。釣れた小鯛を地面に置くと、長い首を伸ばして、足元にある小鯛を嘴で2,3回突いて、丸のみしました。この後、このシラサギが釣り人の間を行ったり来たりします。魚を釣り上げると離れていてもすぐに飛んできます。さすがに鳥の目はいいみたいです。とりあえず、「カダちゃん」と名付けました。

 

引き釣りで釣ったキス

引き釣りで釣ったキス

 次は、キスが釣れたので、これはあげられないので隠しながら針から外したのにすぐに横取りに来ました。横取りは阻止してクーラーボックスに入れました。フグを釣った時には見向きもしないのに、食べられる魚はわかっているようです。しかも、この懐きかたは、これまでたくさんの魚を貰ってきたようですね。

 

 引き釣りの方は、再度キスを狙って投げます。ちょうど砂浜で海の色が変わるあたりに投げて、そのまま落としていきます。最初に当たりがあるとキスで、少し引いてきてコツコツとした海底の感触があるあたりで、ぐっぐっと当たりがあるとベラです。ベラの引きが強いので、ちょっと期待したくなるけど、やはりベラです。

 

 そして、そこで当たりがなくてさらに手前に来ると小鯛になります。投げるたびに、この繰り返しでした。それで、釣れたベラをカダちゃんに渡してみました。さすがに魚つかみから直接取るようなことはなく、足元に置くと長い首を伸ばして取りに行きます。

 

 ベラを咥えたけど、20㎝のサイズはやはり大きかったのか、ベラが暴れるとベラのぬるぬる感もあって、嘴から落ちてベラは海に帰っていきました。鯛は鋭い嘴で食べる前に息の根を止められるけど、ベラはぬるぬるの表面のため、嘴の口(攻)撃を弾いていました。あのぬめりは、シラサギの口撃からも身を守るようです。

 

 その後もベラが釣れたけど、カダちゃんには難しいだろうと即リリースです。そして、小鯛が掛かったらあげたけど、3匹で止めました。野生を失わないためには、これくらいが限界だろうと(笑)。

 

 漁港内の引き釣りでは、キスを3匹追加しました。キスを釣るのなら、やはり引き釣りですね。これなら、フグに針をやられることもなくなります。でも、キスが15㎝クラスで少し小さめでした。もうすぐ秋が深くなると落ちギスになるので、漁港内では釣れなくなるでしょうか。

タイノエが釣れた

  外側に遠投していた竿では、なぜか大きなタイノエが釣れました。

 

なぜか釣れた大きなタイノエ

なぜか釣れた大きなタイノエ

 しっかりとわき腹に針が掛かっています。タイノエを釣ったのは初めてだし、この大きさのタイノエを見たのも初めてです。さらに、鯛の口の中以外で見たのも初めてです。もしかして鯛が針を加えて、鯛の口のなかで刺さったのでしょうか。そんなことはないと思うけど、いつも釣れる海毛虫の代わりなのか・・。

 

 せっかくなので、タイノエをエサにします。尻尾の部分を針にかけて投げたけど、釣れたのは青虫をエサにしたもう一つの針に掛かった小鯛でした。カダちゃんにあげるにはもったいないサイズだったので、キープしました。

 

エサをタイノエにしたけど、釣れたのは青虫のほう

エサをタイノエにしたけど、釣れたのは青虫のほう

 堤防の外側の海底は、基本は砂地のようだけど、1か所だけ根掛かりがありました。タックルバランスが悪いのか、引っ張ればハリスが切れるかと思ったら、力糸と道糸の結び目(ブラッドノット)から切れてしまいました。ここが切れると現場で力糸から結び直しになってかなり時間のロスになります。あと、出費も痛いですね、力糸、遊動式天秤、仕掛けのセットを失うので。フロロ2号のハリスが切れなかったということは、遊動式天秤が根掛かりしたのかもしれません。

 

納竿間際に釣れたカワハギ

納竿間際に釣れたカワハギ

 その後は、納竿間際にカワハギが釣れました。ハリスを切っていたのはフグだけではなく、カワハギも混じっていたのかもしれません。ただ、ナイロンラインだとカワハギの当たりがわかりづらいです。

 納竿

  12時のチャイムが鳴ったので納竿です。今日の釣果は、小鯛x2、タマガンゾウビラメx1、キスx3、カワハギx1になりました。塩焼き、天ぷら、煮つけとちょっとバラバラな料理になりそうな釣果でした。

 

 今回は、まったく初めての堤防だったので、先端で釣りをするチャンスを逃したのは痛かったかな。ジギングの人は青物を一匹釣り上げていたし、エギングの人はかなりイカを釣っていました。フカセ釣りの人は、鯛やカワハギでした。堤防に釣りにやってきた人を見ると、ここはエギングが人気のようです。というか、エギングはどこでも見かけるし、釣具屋の売り場面積も大きいので、とても人気の釣り方ですね。なお、投げ釣りは・・・(笑)。