晴れたら釣りへ、そして島飯

晴れたら釣りを、雨が降ったら仕事を、疲れたらカフェへ。

釣行第40弾 ― そこはタコ壺の地雷原だった。

 補欠選挙ではなく再選挙。言葉の違いが理解できれば即当確かと思ったら、30万以上の買収上等の人がいたとは。保守王国=金で票が買える地域という意味だったみたい。こんにちは、T_TBlankです。

 

 春になって陽ざしが強くなり、そろそろ紫外線対策が必要なので、ワークマンのネックガード(ネックチューブ)を買って出発です。

 

 今回は、エギングを考えて、イカの釣れそうな堤防にします。でも、到着するとすでに先客がいました。もうGW休みに入った人が多いのかも。外側はもともと人気の堤防だけど、その内側の堤防にも人がいました。もう少し早く出かけないといけないのかと諦めて、隣の漁港にいきました。こちらも初めての場所だけど、残念ながらイカが釣れるとは聞いていません。

 

沖堤防と大黒神島

沖堤防と大黒神

 

 堤防を歩いても墨跡などはないので、釣れないようです。春は、産卵で浅瀬にくるそうなので、この場所は向いていないのかも。堤防は広くて長いので、フカセ釣りの人が二人ほどいました。波除けになっている沖堤防から釣ることができたらよさそうだけど、船がないと無理ですね。

 

 堤防の先端は船道なのと、消波ブロックで投げ釣りには向いていないので、少し堤防を戻ったところに陣取りました。左の消波ブロック周りでカサゴが狙えそうだし、沖に投げればキスとか狙えそうです。

 

 エギングの予定はなくなったので、ここは普通に投げ釣りにします。今日も青虫と砂虫を買ってきたので、ルアーマチックを砂虫、ホリデースピンとファーストキャストを青虫にします。せっかくショアジギングのタックルができたけど、今日もナブラはないですね。晴れた気持ちのいい海だけど、とても静かでした。

 

 そうそうナブラはないけど、ちいさなライズがあります。満潮近くになるとメバルがバシャバシャと海面に浮いてきました。春の名物ですね。ちょっと小型なので、ワームを投げるのは止めました。その下には、大きなウマヅラハギが群れでいます。シーフードミックスに入っているアサリを持ってきて狙うべきでしょうか(笑)。

 

 堤防の周りには、いくつかのブイがあります。刺し網かタコ壺か、部位の形からおそらく両方でしょう。これまでの経験でいくと、発泡スチロールはタコ壺の可能性がかなり高いです。どのように網がはいっているのかわからないけど、ブイのまわりは避けて投げ釣りを開始です。引き釣りをしたら、一発でタコ壺の綱にひっかかりそうです。

 

 投げてすぐに、砂虫をつけたルアーマチックに当たりがありました。最初に釣れたのは、いつものようにキスでした。普通にキスが釣れることが単純にうれしいですね。ここ2回の釣果が貧弱なので。

 

最初に釣れたキス(18㎝)

最初に釣れたキス(18㎝)

 同じ場所を狙ったら、次は20㎝に満たない青ベラです。こちらはリリースになります。少し色が薄いのと黒い側線がまだしっかりでていないので、後1年頑張りましょう。

 

 そして、ファーストキャストに強い当たりができます。さすがPEラインだと当たりがダイレクトにきますね。とてもよく引くので、すごく期待して上がったきたのは、チダイでした。PEラインだと引きがダイレクトにくるので、実際より大物が掛かったのかと思ってしまいます。

 

青い斑点がきれいなチダイ(24㎝)

青い斑点がきれいなチダイ(24㎝)

 スレがかりだったので、かなり暴れてみたいです。最初は真鯛かと思ったけど、血筋が付いたような鰓蓋と背びれの先頭付近の形と尾びれが黒い縁取りではないことで、チダイだとわかります。青い斑点がとてもきれいな魚です。24㎝のサイズだったのでキープしました。

 

 この後、同じようなサイズのチダイがホリデースピンでも釣れました。ちょうど、チダイの群れに当たったようです。しかし、スーパーで売っているチダイって安いですね。タイと違ってあまり大きくならない魚だけど、同じサイズの小鯛とあまりに値段が違いました(笑)。

 

 その後は、ルアーマチックで良型の青ベラ(キュウセン)が釣れました。青ベラの引きはよいけど、やはりチダイの引きには負けます。でも、キスとは違うので、やはり期待していまいます。

 

青ベラ(キュウセン)

青ベラ(キュウセン)


 23㎝ありました。黒い側線(鱗)がしっかりと出ていて、胸鰭の後ろの黒さが一段と輝いています。これくらいのサイズなら食べるところはしっかりとあるので、持ち帰りになりました。また、この後に追加で同じサイズの青ベラを釣りました。緑色だけど青ベラとは、日本人あるあるです。

 

タコ壺はいったいどれくらいあるのだろうか:

  最初の2時間はいい感じで釣れていたけど、一艘の漁船が来ます。船道にあったブイから綱を引き上げて機械にセットして引き上げていきます。どうやらタコ壺のようでした。すると、ホリデースピンとファーストキャストに当たりができます。これはやばいと急いで、両方をあげました。仕掛けがロストにならなくてよかった。

 

 そのタコ壺の船は、長い堤防の端までいくと戻ってきました。タコ壺は、50m沖のところだけではなく、ぐるっとまわって堤防から20mぐらいの距離にも堤防に平行して仕掛けてありました。ブイから伸びた綱は、先端で折り返してこちらまできているようです。フカセ釣りや団子釣りなどをしていた堤防の3名はタコ壺の回収が終わるまで待ちました。

 

 さてと、タコ壺の回収が終わったので釣りを再開しようとしたら、70mぐらい沖にまた一艘の船がきます。その船もタコ壺がついた綱を引き上げて、蛸を回収してタコ壺を戻していきます。フカセ釣りなら再開できるけど、投げ釣りだと届いてしまいそうです。少し控えめにキャストしたら、ヒトデのセットでした。巻き上げるときの抵抗だけは十分にあります。

 

2本針の両方にヒトデが・・・

2本針の両方にヒトデが・・・

 この後、ぱたりと当たりがやみます。潮が止まったか。テトラ周辺に投げるとイソベラ(ササノハベラ)がたくさん釣れますが、すべてリリースです。カサゴは釣れないですね。

 

チヌの団子釣り:

  隣で団子をつけてウキ釣りをしていたおじいさんは、クロダイを釣り上げていました。港の内側にもクロダイは入ってきていたので、ここでクロダイは狙えそうです(と言うか、この辺りの堤防ならどこも狙える)。

 

 団子釣りならルアーマチックs86MLでもできるのではないかと思いました。団子は、コマセを巻く杓を使って投げています。なるほど、あれなら簡単に投げられますね。ウキ下の調整が肝になりそうだけど、なかなか面白そうです。団子が付いているときはウキは沈んでいるけど、団子が外れてウキが上がってきて、そのウキが沈んだら合わせる釣りのようです。

 

 納竿近くになって潮がまた動き始めたのか、ぽつりぽつりと当たりが出てきます。なかなか乗らないこともあったけど、次に釣れたのは、ネズミゴチでした。

 

納竿近くに釣れたネズミゴチ

納竿近くに釣れたネズミゴチ

 尻ビレを除いて20㎝以上あるので、キスと一緒に天ぷらにしようと持ち帰りました。尻ビレが長くて頭が大きいけど、これくらいのサイズがあると天ぷらにしても食べるところが十分にあります。

 

 そして、最後にファーストキャストを投げて糸ふけを取っていたら、当たりがありました。すぐに合わせるとキスが付いていました。下あごに掛かっていたので、即合わせで正解でした。

 

納竿時に釣れたキス

納竿時に釣れたキス

 

納竿:

 12時を回ったので、納竿になります。今日も6時間弱の釣行になりました。持ち帰りできたのは、キスx3(18-20㎝)、ネズミゴチ(24㎝)、チダイx2(23-24㎝)、青ベラx2(23㎝)になりました。

 

 キスとネズミゴチは天ぷら、チダイと青ベラは塩焼きにしました。ネズミゴチ、青ベラは、どちらもぬるぬる系なので嫌われる魚だけど、きちんと処理をして捌いたらおいしい魚です。あと、チダイは水分が多いためか、焼いたら身離れがとてもよかったです。パサつき感もないので、塩焼きに最適でした。昔の結婚式の引き出物にあった鯛の塩焼きはもしかして、チダイだったのか?

 

今日の反省:

  今日は、一匹キスを手前でばらしてしまいました。引き上げているときに付いた藻を取ろうと横着をして竿を煽ったら、藻と一緒にばれてしまいました。手を抜かずにそのまま引き上げればよかったです。また針を確認したら、外掛けで巻いたハリスが外側に向いていました。これだとかかりが悪くなりますね。毎回、チェックすることを習慣にしないといけないです。ハリスを巻いたときはしっかりと締めているけど、使っていると回ってしまうこともあるようです。